症例10：奥歯で噛めない - 糟屋郡インプラント歯科

奥歯で噛めない

症例内容

性別：男性

年齢：67歳

欠損様式：単独

埋入本数：1本

埋入部位：36

併用手術内容：なし

手術時間：60分

インプラント体埋入：2014.1.20

上部構造装着日：2014.7.14

初診時口腔内写真 2013.11.14

初診時パノラマ X 線写真 2013.11.14

術後口腔内写真 2015.9.12

術後パノラマ X 線写真 2015.9.12

1. 初診時の状況

上顎左側部臼歯の動揺により、奥歯で噛めないことを主訴に来院。

2. 検査内容

歯周基本検査
デンタルおよびパノラマX線検査
CT 検査
研究用模型による咬合確認
全身状態について医療面接:特記事項なし

3. 治療計画

下顎左側臼歯部への固定性補綴物として、ブリッジおよびインプラント治療について長所と短所を含めて提案した。患者の希望にて、下記のインプラント埋入計画を立案した。上顎は患者の希望により、義歯を作製することとなった.

① 12.25.27.28.48の抜歯を行った.
② CT撮影を行った
③ 近遠心、頬舌的な骨幅が存在することを確認。
下顎管までの距離も考慮して 36 に Nobel Replace Straight groovy φ4.0×13mm を埋入予定。
④ 3ヶ月後に二次手術を行う。
⑤ その後、印象採得を行い，暫間上部構造をセットし咬合の安定並びに周囲歯肉の安定を察る
⑥ 1か月後、上部構造装着(チタンアバットメント+オールセラミッククラウン:セメント固定)
⑦ メンテナンスへ

4. 手術記録及び経過

2014/1/20 36インプラント1次オペ
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、骨面を明示。インプラント埋入窩をノーベルガイドをもちいて、通報に従い形成後、36 に Nobel Replace Tapered CC Nobel Replace Straight Groovy φ5.0×13.5mm を埋入，5-0 ナイロン糸にて縫合。圧迫止血にて止血確認後処置終了した。

2014/1/31 抜糸

2014/4/25 二次手術を行った。
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、歯肉粘膜弁剥離。カバースクリュー明示ヒーリングアバットメントを装着。φ5mm×3mm，を装着。5-0 ナイロン糸にて縫合後圧迫止血。止血確認後処置終了。